M&A仲介は「使えば安心」ではない
「会社を売るなら、まず仲介会社に相談を」——そんなイメージを持っている方は多いと思います。
確かに、仲介会社は買い手候補を探してくれるし、交渉の窓口になってくれます。でも「仲介に任せれば万事うまくいく」かというと、そうとも限りません。
仲介会社にも、良い会社と残念な会社があります。手数料も、知らなければ高すぎると感じるほど取られることも。
このページでは、M&A仲介の仕組みと手数料の実態、そして選び方のポイントを正直にお伝えします。
M&A仲介会社とは何か
M&A仲介会社とは、会社を売りたいオーナー(売り手)と、会社を買いたい企業や個人(買い手)をマッチングする会社のことです。
主な役割は次の通りです:
- 買い手候補の探索・紹介
- 企業価値の簡易評価
- 交渉の仲立ちと調整
- 契約書類の作成支援
- クロージング(取引完了)までの進行管理
ただし重要な点として、多くの仲介会社は**「売り手・買い手双方から手数料をもらう」**ビジネスモデルです。つまり、どちらの利益を最優先するかが曖昧になりがちです。
これは「仲介」という言葉の通りで、決して違法ではありません。ただ、あなたの利益だけを代弁してくれるわけではないということは理解しておく必要があります。
手数料の実態——思ったより高い
M&A仲介の手数料は、一般的に次のような構造です:
着手金(最初に払う費用)
- 相場:50万〜200万円程度
- 「まず相談だけ」と思って契約すると、この時点でお金がかかるケースも
- 成約しなくても返金されないことが多い
成功報酬(売却が成立したときに払う費用)
- 相場:売却金額の3〜5%
- 「レーマン方式」と呼ばれる段階的な計算方法が一般的
- 例:1億円で売れたら300〜500万円が手数料
合計コストのイメージ
| 売却金額 | 成功報酬(5%の場合) | 着手金込みの総費用 |
|---|---|---|
| 5,000万円 | 250万円 | 300〜450万円 |
| 1億円 | 500万円 | 550〜700万円 |
| 3億円 | 1,500万円 | 1,600〜1,700万円 |
仲介会社を選ぶときの5つのポイント
1. 中小企業の案件を専門にしているか確認する
大手M&A仲介の中には、売上規模が小さい(数千万〜1億円規模の)案件を積極的に扱わないところもあります。「実は得意じゃなかった」と分かるのは相談してから——ということも。
自社の規模と近い実績を持つ仲介を選びましょう。
2. 担当者の経験値を聞く
「会社」ではなく「担当者」の経験が重要です。何件の成約実績があるか、自分の業種・規模の案件を扱ったことがあるか、直接聞いてみましょう。
3. 相見積もりを取る
1社に絞る前に、少なくとも2〜3社に相談してみることをお勧めします。手数料体系、担当者の印象、提案内容が大きく異なることが分かります。
4. 専任契約の期間と解約条件を確認する
仲介会社との契約では、「専任期間中は他の仲介会社に相談できない」という条件が付くことがあります。期間が長すぎる場合や、解約時に費用がかかる場合は注意が必要です。
5. 担当者の「急かし方」に気をつける
「今月中に決めないと」「この買い手は今しかいない」——こうした言葉で急かす仲介担当者には慎重になりましょう。事業承継は大切な決断です。急ぐ理由が本当にあるか、冷静に確認を。
「仲介なし」という選択肢もある
実は、すべての承継に仲介会社が必要なわけではありません。
仲介なしで済むケース:
- 親族や社員への承継(コストゼロに近い)
- 知り合いの経営者やビジネスパートナーへの売却
- リレーパートナーズのような直接買取パートナーと直接交渉する場合
特に、リレーパートナーズは仲介を挟まず、オーナーと直接お話しします。仲介手数料は発生しません。その分、交渉がシンプルで透明です。
仲介会社が必要な場面、不要な場面
| 状況 | 仲介の必要性 |
|---|---|
| 買い手に心当たりがない | 仲介が有効 |
| 複数の買い手候補の中から選びたい | 仲介が有効 |
| 早期に信頼できる1社と話を進めたい | 直接交渉が向いている |
| 費用を最小化したい | 直接交渉が向いている |
| 税理士から紹介を受けている | 直接交渉で十分なことが多い |
判断に迷ったら、まず税理士に相談を
仲介会社を選ぶ前に、まず顧問税理士にご相談ください。あなたの会社をよく知っている税理士が「この状況なら仲介が必要か、不要か」を客観的に判断してくれます。
また、税理士からリレーパートナーズのような直接買取パートナーを紹介してもらうことで、仲介費用なしで承継を進めるケースも多くあります。
まとめ
- M&A仲介は便利だが、手数料(売却額の3〜5%)がかかる
- 仲介会社は売り手・買い手双方の代理人であり、あなたの利益だけを守るわけではない
- 選ぶときは実績・担当者の経験・手数料体系・契約条件を確認する
- 税理士経由の直接交渉や直接買取という選択肢も存在する
次のステップとして、まず顧問税理士に今の状況をご相談ください。その上で、直接お話しいただける場合は、リレーパートナーズへの無料相談もご利用いただけます。
仲介手数料なし、秘密厳守。まずはお気軽にご相談ください。
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